【医学部編入】生命科学講義・細胞の周期と増殖① ~細胞周期概論~
どうもこんにちは、タマころです。
今回から細胞周期について勉強していきましょう。
「細胞周期」って聞くと、みなさん何を想像しますか?
僕は未だに
間期・前期・中期・後期・終期
というのが真っ先に思いついてしまいます...
高校生物を真面目にやってたわけじゃないですが、最初に習った話なので完全に刷り込まれているのです(T^T)
まあしかし、これはほぼ分裂期に着目した細胞周期の表し方で、編入試験ではまず問われないでしょう。
では、以下もう一つの細部周期の表し方です。
間期のところが細かく
G1期・S期・G2期
に分かれて、そのかわり前期~終期をまとめて
M期
と表します。
一応、アルファベットがそれぞれなんの略か、なのですが
G1とG2はGapのG
S期はsynthesisのS
M期はmitosisのM
です。
この中で比較的聞きなれないのはmitosisでしょうか。「体細胞分裂」という意味です、発音は"マイトーシス"。
ちなみに「減数分裂」はmeiosisです。こちらの発音は"マイオーシス"(紛らわしい)
あと高校生物的によく問われるのは、細胞内のDNA量の変化でしょうか。
こんなやつですね。
この手の問題、もちろん学士編入でも問われるのですが、使われるグラフが違ったりします。
こっちです。見慣れている人はよく分かるし、見慣れてない人ははじめは戸惑うかもしれません。
なぜこっちか一般的になるかというと、これは実験データだからです。
対して、高校生物向けのもう一個上のやつは、あくまで理解させるための図です。
どんな実験で得られるデータかというと、"フローサイトメトリー"という機械を使います。
結構有名な実験手法だと思いますので、知らなかったという人は是非ググってください。
...まあそういうことです。
それで、じゃあこれだけ知ってればいいのかというと、編入ではここから先が本番です!
現象論にとどまらず、細胞周期の制御メカニズムがよく問われるんです(>_<)
というわけで、それについてはまた次回。