【医学部編入】『生命科学』という教科について どこまで勉強したら良いのか?
どうもこんにちは、タマころです。
僕がブログをはじめて、2ヶ月以上が経過しました。
もともとは、「医学部の編入試験を受ける人の手助けをしたい!」というモチベーションではじめましたが…
twitterを見ると再受験組のほうが圧倒的に多く、季節的な関係もありこれまで"一般入試"寄りの記事をあげてきました。
結果的には、何人か再受験でご相談してくださる方もいたりしてやって良かったですが、センターも終わったことですし、そろそろ編入にシフトしていきます。
ということで、まずは『生命科学』という、漠然とした名の教科について総論的に説明したいと思います!
きっと皆さんが一番気にしているのは、その試験範囲だと思います。
どこまで勉強したらいいのでしょうか?
…まず結論をいうと、やはり明確な試験範囲はありません。
とはいえ、これは選抜試験なので、しっかりと差が出るように作る必要があります。
なので出題者としては、自分たちが"欲しいと思う"編入生像に合わせて問題を作ることになりますね。
分かりやすいところで言えば、北大は物理ができる人、名大は統計が分かっている人、千葉大は英語ができる人が欲しい・・・ など、例を挙げればたくさんあります。
他にも、フルセット型である大阪大や医科歯科大は、純粋に学力が高い人が欲しいんだろうなというのが伝わってきます。
なので、 志望校の傾向に合わせて、もしくは自分の得意分野から志望校を選定して、受験勉強をしていくことになります。
さて、一応大学の募集要項には、試験範囲のようなものは明記されています。
たいていは、「大学教養レベルの生命科学、および1年次に履修する専門科目」的な書かれ方をしているかと思います。
いや、でもそれって・・・^^;
全然試験範囲になってないですよね^^;
てか編入受験生のバイブルだってか?"Essencial細胞生物学"を通読すればいいって、分厚すぎるっすよ^^;
それに加え、基礎的な生理学や微生物学や免疫学も出すって^^;
むwwwwりwwwww
といった具合でしょうか。
そうなんです、無理です。大学側が求める知識をすべて身に付けるのはほぼ不可能です。
でも逆に言えば、ほぼ不可能だからこそ、 編入試験の問題は全部できなくて良いとも言えます。
上の記事で、僕は受験生の2割が知っていることを知っていれば合格できる、と述べました。
きっと、初めて編入試験の過去問を目にしたとき、「げ!何も分からない!」と感じるだろうと思いますが、案外みんなそうです。
なので、それを全部分かるようにする、というよりは、とにかく2割の人が知っているレベルまで知識量を増やすことが重要です。
そしてそのハードルは、決して無茶苦茶高いわけではありません。
では、どのように対策していきましょう?
まず、最も手っ取り早い方法は、やはり某KALSという予備校に通うことです。
そちらでは膨大な試験範囲である『生命科学』を効率よく学習できるようサービスを提供してくれています。
正確な統計はわかりませんが、合格者の占有率はかなり高い(半分くらい)です。
なので近年では、
KALSで勉強すること=比較的多くの受験生ができる
KALSで勉強しないこと=ほぼみんな出来ない(その専門の受験生だけわかる)
という構図になっているような印象を受けます。
そこで、当ブログでは、その2割スレスレのラインを目指して、今後解説講義をしていきたいと考えています。
KALSより情報量は少ないけれど、分かりやすくかつ最小限の努力で合格ラインに達する。
それがコンセプトになります。
具体的には、以下の順番に進めていく予定です。
①細胞生物学
・細胞の営み
・細胞の周期と増殖
・細胞の死と癌化
・シグナル伝達
②分子生物学
・遺伝子に関わるコトバを整理しよう
・DNAの複製と修復機構
・DNAの組換え
・タンパク質ができるまで
・遺伝子発現の調節機構
④一般生理学
・呼吸
・心臓と血液
・腎臓
・消化器
・内分泌(ホルモン)
⑤神経生理学
・神経の伝導
・筋肉
・自律神経
・感覚
⑥微生物学・免疫学
・細菌と真菌
・ウイルス
・自然免疫と獲得免疫
・細胞性免疫と液性免疫
・T細胞のセレクション
・アレルギー
これを目次として、この部分だけ別記事で常にブログのトップに据えてといて、更新したらそこからリンクで飛べるようにします。
それでは次回、細胞生物学から始めます。(その前に別件の記事を挟むかもしれません)
僕も復習しつつ記事を書くことになるので、これから一緒に勉強頑張りましょう!(^o^)/