物理選択、生物選択? 公式物理、微積物理?
物理の参考書レビューする前に、ちょっと表題の件について考えてみたいと思います。
医学部受験といえば、歴史的に物理選択がセオリーですよね。
しかし、塾や予備校の情報によると、近年生物選択が増えているようです。
具体的な数字はわかりませんが、駿台で働いている友人も言っていたので間違いないでしょう。
なぜこのような現象が起きてるのでしょうかね?
僕にも真相はわかりませんので想像になってしまいますが、一番大きな要因は受験者数が増加したことではないかと思います。
医学部受験がどんどん人気になって、文系脳で目指す人が増えたんじゃないですかね。
違うかもしれませんが。
さて、再受験生の場合、理系出身は基本的には自身の現役時代に選択してた方でよろしいかと思います。
唯一、物理があまり得意じゃないのに当時流されて選択して、その後生物系の学部に進んだパターンであれば、生物への変更をオススメします。
まあ僕の印象では、医学部受験生で物理選択はまだまだ多すぎます。
近年、生物の入試問題は良問が多い印象なので、きちんと勉強すればいい点数が取れるようになると思いますよ。
そして、文系出身であれば絶対生物ですよね。
…話しは変わって次に、物理選択をした場合のその先の話をいたします。
物理の入試問題を解く上で「公式物理か、微積物理か?」という議論が難関大受験生を中心に巻き起こりますが、どう思いますか?
僕は、基本的には公式物理で十分だろうと感じています。
将来エンジニアとかになる気であれば、微積をガンガン使って入試問題を解いていいですが、将来医師になるような人が… どうなんですかね?
物理マニアの方なら是非どうぞ、ですが、普通くらいの興味であれば素直に公式物理でよろしいかと思います。
東大や京大医学部までいくと悩ましいですが、その他の大学であれば微積はまあ不要ですね。
…ということで、物理の参考書レビューは基本公式物理用の本になります。
今回は軽めですが、この辺で。
【一般入試】再受験で私大医学部を目指すということ
こんにちは、タマころです。
Twitterを見ていると、ほとんどの再受験生は国公立志望ですけど、実際のところは私大に狙いを絞っている方も大勢いるような気がします。
当ブログのアクセス数を見ても、私大医学部に関する記事は比較的好調だったりします。
確かに、SNS等で私大医学部志望を声高々に宣言することは、少々はばかられますよね。
資金的に余裕があることの証拠になってしまうので。
まあでも、僕は全然構わないと思います。
どんな手段であれ、医師になれるのであれば良いんじゃないですかね。
医師になるために多大な投資をするまでであって、むしろ国の税金をあまり使わずに偉いとも言えるかもしれません。
ちなみに、「医師一人育てるのに一億円かかる」は都市伝説らしいので、私大生でも税金がたくさんかかってるというのは間違いのようです。
さて、今回のタイトルは『再受験で私大医学部を目指すということ』というタイトルなんですが…
まず端的に何が言いたいかというと、一般的な高校生や浪人生に比べ注意しなければならない点があるということです。
具体的にどんなことに注意するのか、以下の3点にまとめました。
胡散臭い医系予備校に騙されるな!
高校生であれば高校がありますし、一浪二浪くらいであれば大手予備校に通うのが一般的です。
しかし、私大医学部を目指す再受験生の場合、何かと医系予備校に頼りがちです。人によるとは思いますが。
でも優良な、良心的に経営している医系予備校は非常に少ないように感じます。
ここでは具体的にどの医系予備校が良いかというお話はしませんが(僕が詳しくないので)、よく探して学費をみたり説明会に参加したり、じっくり吟味することをオススメします。
というか、前提として医系予備校に通う必要あるのか?ということで、次の項目です。
まずはまっとうに勉強しよう!
医系予備校とかでつい多額の資金を投入してしまうのは、ぶっちゃければ塾側がそういう受験生を金ヅルとしか思ってないからなんですよね。
反対に、受かりそうな生徒には優しくします。高確率で実績になりうるわけですから。
だから、足元見られちゃわないように、まずは基礎学力をつけて、それでもあと一歩届かないという場合に医系予備校に頼るのが良いと思います。
確かに持っている情報やノウハウは豊富なので、そういう使い方であれば無駄にはならないはずです。
基礎学力のつけ方は、まず独学で頑張ってみる。それでダメなら家庭教師ですかね。
私大医学部の指導経験のある、あまり若すぎない人であれば、大外れということはないと思います。
逆に一番やっちゃいけないのは、例えば地元の国立大の一年生とかですかね。
とにかく、まずはまっとうに勉強して、河合模試とかでせめて偏差値55〜60くらいは取れるようにしましょう!
受験校を絞って、その受験校に合った対策をしよう!
現役生も当然受験校を絞りますが、再受験生はより絞る必要があるかと思います。
まずは大学側が再受験に寛容かどうか。
あとは受験生側の問題で、記憶力とか確保できる勉強量の違いです。
やはり、この辺りは現役生に分がありますので、より戦略的に動く必要があるということですね。
まあそうすると、けっこう帝京が第一志望になったりするんが、帝京の倍率はめちゃ高です。
ここの最大の特徴は試験が3日間あることで、そのせいでワンチャン狙いの受験生が殺到するという自体が起こっています。
現実は、そんな奇跡はほとんど起こらず、ただ3日間浪費する結果に終わることが大半なので、賢くいくなら避ける方が賢明ではないかと個人的には思ってます。
じゃあどこが良いんですかねぇ…
例えば、最近急激に多浪入学者が増えている日本大学なんかは比較的穴場かもしれません。
さて、今回のお話は以上になります!
みなさん体調には是非とも気をつけて、受験シーズンを乗り越えくださいね。
次回は、後回しにしていた『物理の参考書レビュー』をしたいと思います。
過去記事・Twitterもよろしくお願いします!!
タマころ@医学部再受験・編入応援 (@tamakoro1k) | Twitter
【学士編入】医学部学士編入に合格する6つのコツ
前回の記事で…
「生命科学と英語をある程度勉強していて、受験校を絞ってない方は、編入試験で勝負できる受験生」だって言いました。
この記事では、これは前提条件になりますね。
その上で下記のコツを掴んでやれば、さらに合格に近づくのではないか、というお話をします。
目次
- 1. ネットでとにかく情報収集
- 2. 出願書類を自分の中で最高だと思うレベルに仕上げる
- 3. 受験生の2割が知っていることを知る
- 4. できるだけ自分の得意な分野で勝負する
- 5. 科学論文を読む
- 6. 受験校の求める人物像を熟知する
1. ネットでとにかく情報収集
はい、編入試験対策のはじめの一歩。
一般入試に比べて圧倒的に情報が少ない編入では、欠かせないステップですね。
「医学部 編入 大学名」とかでGoogle検索するでしょうが、最初の1ページ目だけで終わらせないで、掘って掘ってみましょう。
案外、過去問情報とかが検索結果の下の方のブログに出てきたりすることもあるので。
もちろん、KALSもネット上でも少しは情報出してるので、積極的に参考にしましょう。
2. 出願書類を自分の中で最高だと思うレベルに仕上げる
これは、個人的にはかなりキーになってるのではないかと思います。サボってはなりません。
2次試験で落ち続ける人の中には、当日の面接というより志望動機がいかん人も多いのではないでしょうか。
まず、100パー言えることは、自分一人だけでは絶対に良いものはできない!!
自分より文章力がしょぼい人であっても、見てもらって指摘されるっていうのが重要です。
だから、別におエライ先生に添削してもらう必要なんかないんです。
それこそ親とか兄弟、友達に見てもらうで十分です。
そして、指摘してもらった箇所は真摯に謙虚に受け止めて、直すなら直す、納得いかないならよく話し合ってください。
あとは、志望動機は煮るに煮詰めてください。
それで寝かせて、また後で見返して、そうすると案外よくわからんこと書いてあったりするので、さらに煮込んで熟成させるのです。
志望動機書きは、一ヶ月ほどかけるのをオススメいたします。
3. 受験生の2割が知っていることを知る
編入の勉強をしてると、途中無駄に凝ってきちゃうことがままあります。
2割という根拠は、一次試験の倍率はだいたい4〜8倍程度ですので、比較的入りやすい所を選んで5倍。
1/5に入ればいいということで、2割となります。
そのための知識をつけるには、エッセンシャル細胞生物学のような分厚い本を読破しなくとも十分獲得できます。
この目標を達成するという点では、現時点で一番効率がいいのはKALSに入塾することかと思います。
残念ながら、これには異論はないでしょう。
4. できるだけ自分の得意な分野で勝負する
例えば、工学系出身だから物理が出題される北大や群馬を受けるとか、めっちゃ英語ができるから千葉大受けるとか、そういうことですね。
まあ、これはみなさん考えることでしょうし、コツと言えるほどのものではありませんが。
なので、志望校選びは慎重に行いましょう!
5. 科学論文を読む
これは英語が苦手な人や文系出身の人向けのコツですね。
研究やってる者には毎日のようなことなんですが、そうでない方々は意識して読んでいきましょう。
編入界隈では、natureが一般向けに書いてる記事とかscientific americanとかを読め、とよく言われますが、内容が難しすぎて続かなかったりするんですよね。
いや確かに、本番はそういうのから引用されるから読めるようになってなきゃあかんのだが…
日々の生活の中では、ちょっと重たい気がするんですよねぇ。
イメージ的には試験本番をスポーツの試合に例えると、毎日natureの記事読むのは毎日練習試合してるようなもので、肝心の練習をしてないことになってしまうんです。
じゃあ練習の方法を教えてくれよってなりますが、僕はこの本がおススメです。
これは一般入試用の本なので、編入試験対策としては少々易しい部類に入ってしまいますが、これでも「受験生の2割が知っていることを知る」という観点でいえば十分かと思います。
日々の練習としては、比較的ラクに続けられて、自然と専門用語や科学に対する知識が付きますし、科学英語を読むのが苦ではなくなってきます。
6. 受験校の求める人物像を熟知する
いわゆる、アドミッションポリシーってやつですね。
アドミッションポリシーって、きれいごとが並べてあって個人的にはあまり好きではないんですが、選考基準のひとつになっているのも確かです。
受験する大学が求めている人物像をよく知って、その上で自分はそれに合ってますよということをアピールするわけですね。
きっと既にみなさんそうなさっている通り、例えば研究者を求めている大学の面接では、やはり将来研究したいですといわざるを得ません。
こういうところを見ると、編入試験って結構就活みたいなところがありますよね。
まあ、そこが運ゲー要素もあって嫌な部分ではあるのですが・・・
さて、以上『医学部学士編入に合格する6つのコツ』でした!
来シーズンの受験に向けて今頑張っている方は、ここで挙げたコツを実践して合格をたぐり寄せてくださいね。
まあ、どれも当たり前なことばかりで、あまり参考にならなかったかもしれませんが。
当たり前なことを当たり前にやるのが、どんなことでも大事なことだと思うので、王道を突き進みましょう!
【学士編入】医学部学士編入の実態 〜倍率に着目して〜
こんにちは、タマころです。
さあ、はじめて編入向け単独の記事になります。
一発目は、医学部学士編入の実態、という内容で書かせていただきます。
体験者でもないと、本当にブラックボックスな試験ですからね。
僭越ながら、説明いたします。
この「医学部学士編入試験」、一年間の定員は全実施大学合わせて約150人で、全受験者はおそらく1000人程度と見積もられます。
ほぼ全ての大学で倍率が20倍前後であることを考えると一見計算が合いませんが、複数校受けることができるので上記のような状況になります。
つまり、真の倍率は10倍を切ります。
まあ、そうは言ってもやはり狭き門ではありますね。
でも、受験者の中にはいわゆる記念受験やお試し受験のような人も混じっていて、僕の感覚では6,7割はそういう方々だろうかと思います。
ここでは話を簡単にするため、
編入試験全体の真の倍率を9倍、そのうち記念受験者が2/3いると考えると、勝負になる受験生のみで構成される倍率は3倍程度になることになります。
かなり大雑把な計算になりますが、編入試験合格者の方々には納得していただける数値かと思います。
そう… 乱暴にいうと、医学部学士編入の実質的な倍率は3倍くらいなのです!(多分)
ただし、これには2つ条件があります。
勝負になる受験生のうちの一人になるために。
・生命科学と英語をある程度きちんと勉強している。
・志望校を極端に絞らない。
つまり、生物系の学部卒とか、そうじゃなくても生命科学を一年以上勉強してるとかで、かつ志望校を1,2校とか選り好みしてない人、ということになります。
まあそんなに厳しいこと言ってるわけじゃありませんね。
ちなみに、最初の方で言った定員150名というのは、国公立のみで東海大は入れてません。
東海大は現在定員が20名と多めですので(これでも一時期の半数に減りましたが)、資金がある方はチャレンジしてもいいかと思います。
さて、実質倍率が3倍っていっても、まあそんなに甘くないのも事実です。
でも、一般の医学部受験も同様甘くありませんよね。
やっぱりそこは、一生懸命勉強するしかないんです。
また、生命科学という教科は、範囲が壮大すぎて全ては到底カバーしきれませんから、そういう点では一般入試は非常に安心感があります。
なので、どちらの道を選ぶかは、各人の判断で決めていただきたいところなんですが、
なんですが…
一点だけ!学士持ちで再受験しか考えてない方に言いたい!
あなた!せっかくその学士という称号を持ってるのに、それを使わないのもったいなくないですか?
いま目の前に、大学生初心者歓迎の塾講バイト時給2000円と大卒のみプロ講師募集のバイト時給4000円があったら、まあ普通は後者を選びますよね。
今日の話は以上です!
では次回は、『学士編入に合格する6つのコツ』というタイトルで書いていきます。
【数学 レベル別】医学部受験のための参考書紹介
以前の記事で…
僕は参考書について、
"実際に本屋に出向いて立ち読みして吟味して、それで使う参考書を決めてほしいんですよね"
と述べました。amazonレビューは参考程度に、と。
でもやっぱり、みんなが良いと言っているものは大抵自分にとっても良いのも事実で、他人の受け売りに素直に従うというのもありですね。
じゃあいきます!偏差値ランクで区切って紹介していきます。
目次
偏差値40〜50の人向け
このレベルの人は、要は数学が苦手なわけなんですよね。
だいたいよく言われる話として、「白or黄チャートでも2周くらいしてー」というのが定番ですが、チャート式って続けられます?
数学が嫌いじゃなかった僕ですら続かなかったんだから、苦手な人には相当苦痛でしょう!
てか、僕はいずれのレベルであっても基本チャート式反対派です。あんなの日本だから流行るんだと思うよ。
いやまぁ家庭教師等の教材としては使いますが、独学でやっている人にはあまりおススメできません。
じゃあ、どんな参考書を使えば良いかなんですが、例えばマセマ社の「初めから始める数学」シリーズとかですかね。
とはいえ…参考書うんぬんよりは、苦手意識をどう改善するかという方がよっぽど重要かもしれません。
偏差値50〜60の人向け
この偏差値帯にはいろんなパターンの人がいると思います。
ただ勉強不足の人、苦手なんだけど頑張ってここまで上げた人、一部の分野が不得意で模試を受けるとこのくらいの偏差値になっちゃう人。
それぞれでやるべきことは変わってくると思います。(ただ勉強不足の人は、ひとまずチャート式でもやったらどうだい?)
あとは、例えば根本の計算があんまりできてない方とかもいますよね。そういう方には、「合格る計算」シリーズなんてどうでしょう。
合格るで"うかる"と読ませるあたり、タイトルからして工夫しとるなって感じますね。
一言でいえばこの本は、「数学ができる人は普通に(自然に)こんな計算法で解いてるんだよ。」ということを手取り足取り教えてくれます。
次に網羅系の問題集ですと、だいたい数学って使用者のレベルに対して難しすぎる問題集使っている場合がほとんどなんで、あくまで易しめのものが良いと思います。
例えば、「基礎問題精講」とか。一つ上に標準問題精講ってのがありますけど、この偏差値帯の人なら「基礎~」の方で十分なんじゃないかと思います。
ただこの「ホニャララ問題精講」シリーズって一つ難点があって、他の物理とか化学とかのやつとパッと見おんなじ表紙で、遠目で見て違いが分からないところがちょっとね。
偏差値60〜70の人向け
ちょっとまだ物足りないけど、数学分かってきたかな?っていうランクですかね。
そう、数学が分かってきているこの偏差値帯のキミは、是非良問をガンガン解いてください。
良問…と聞いて思いつくのは、タイトルにそう書いてある良問プラチカなんてありますね。
まあ、この本は悪くはないんですが、ちょっとチャート式臭がしますよね。ちなみに、僕は当時挫折しました。
最近の流行でいくと、もう「一対一の対応」シリーズの一人勝ちでしょう。
僕の大好きな東京出版が出している、選りすぐりの良問を集めた難しめの参考書。
国公立医学部を目指す生徒には、必ずやらせてます。正直、これ以外の選択肢がほぼない。
偏差値70〜の人向け
ここまで来た人は、もう好きにやっちゃってください。
このレベルの参考書も河合塾の「やさしい理系数学」とかいろいろありますが、まあ基本的には志望校の過去問を解き始めるで良いかと思います。
もっと高みを目指したければ、そんな時は月刊「大学への数学」に手を出したらよろしいかと思います。
僕の現役時代のバイブルです。毎月毎月、一番後ろのページにある学力コンテストの問題を解いて、出版社に送ってました。
いい思い出です。これは本当に数学力が付くので、他教科との兼ね合いでまあまあ余裕のある人は、チャレンジしてみては?
さて、数学ランク別参考書レビュー、以上になります!
いかがだったでしょうか。少しは参考になりましたか?
もしよかったら、過去記事とかも見てくれたら嬉しいです!
Twitterもしてますので、もしよかったらフォローしてください。
タマころ@医学部再受験・編入応援 (@tamakoro1k) | Twitter
【謝罪】再受験生の方々へ
前回の記事で、「再受験と編入試験どっちがいい?」ということについて書きましたが…
始めたばかりのTwitterで再受験生の方々のツイートを拝見すると、僕の思っていた以上に皆さんモチベーション高く勉強されているなと感じました。
こんなに真剣に頑張っているのに対し、記事内では安易に再受験は難しいと断定的に言い過ぎました。
目指している方々はそんなの承知のうちでしょうに…
いや、本当に
申し訳ありません。
やはり、一般的な高校生諸君と比べて、意識の高さは段違いだと思います。
人生経験って、すごく大事ですね。
皆さんそれぞれ事情があるなか懸命に頑張られているでしょうし、
僕ができることはただ応援することだけです。
また、ツィッターユーザー数を見ても、編入希望者と比較して圧倒的に
再受験>編入
でした。
このままではマジョリティを敵に回してしまうことにもなりかねません。
ブログタイトルにも"再受験"というワードが入ってるわけだし、
いま僕がすべきことはこんなことじゃないなと。
今後、再受験で医学部を目指している方々にとって、少しでも希望となるようなことを発信していきたいです。
さっそく気を取り直して、というわけではございませんが、次回は医学部受験における理系教科のオススメ参考書をレビューしていきたいと思います。
【医学部】再受験と編入試験どっちがいい?
予め言っておきますが、この記事はかなり僕の私見が入ってます。
"再受験と編入試験、どっちが入りやすいですか?"
医学部再受験界では議論され尽くしされているだろう議題。
でもすんなり答えがでるわけじゃないですよね。大抵の場合、どっちが受かりやすいかは"人による"という結論になるのがオチ。
まあそりゃそうだろう。
人によって学力レベル、得手不得手は全く異なるし、勉強する環境も全然違う。
これは、高校生たちの受験事情とは対照的ですよね。
医学部受験を目指す高校生諸君は、学力レベルも総じて高いし、勉強時間に関しては言うまでもない。
端的に言えば、最高の環境のなか自分を高めて、切磋琢磨しているわけだ。
そこに、仕事等の片手間で勉強している人が参入したとしても…
基本的には敵わないと思いません?
分があるとすれば、モチベーションの高さ、精神年齢が高さ、人生経験が豊富なことあたりでしょうか。どれも受験においては大事な要素ですが、それだけで乗り越えられる人はそう多くはない気がします。
と、ここまでの流れでだいぶ再受験に対しネガティブな感じになってしまいました。
再受験を考えている方々には不快な思いをさせてしまったかもしれません。ごめんなさい。
というわけで、僕の主張としては、
多くの人にとっては編入試験のほうが受かりやすい
と考えています。
その上で、まあこういう人は再受験でもいいんじゃない?という例を挙げていきます。
- 東大京大卒、国公立薬学獣医学卒など、当時から高い学力レベルを有していた人
- 塾講師バイトとかでハイレベルな講義をしていた人
- 十分な勉強時間が確保できて、すごい努力家な人
- 資金的に私大医学部でも大丈夫な人
- 透明性のない編入試験がどうしても受け付けない人
これくらいでしょうか。
上記に当てはまらない人は、編入を目指されるのをオススメします。
反対に編入試験のネガキャンをしますと、編入の一番嫌なというかムカつく所は、運ゲー要素が強いことですよね。
これには異論がないと思いますし、再受験と悩んでしまう一番の要因になるでしょう。
一般入試は情報も参考書も豊富で、さらには予備校も充実している。
それに比べ編入はKALSにでも入らない限り情報はまともに手に入らないし、対策授業も受けられない。過去問もない。
でもKALSは学費が…
僕も編入の勉強してた時はそれが一番ストレスでした。過去問が手に入らないことには、対策もできませんし。
だから、当然再受験も視野にいれていました。
…結局のところ、編入の勉強法は内容が莫大な生命科学の本を一冊まるまる読むとか、そういうものになってしまうんですよね。
これは非常に効率が悪い。
やはり編入で問われやすい分野とかありますし、独学では理解しきれない所とかありますからね。
そこで!
僕はその問題を解消するために、編入試験用の生命科学の教材づくりを考え始めたのです。
個人なんで、そんなの全然信用できないとは思いますが、某予備校の参考書だって某井◯先生が一人で作られてるし、そこは一度試してみてほしい!という気持ちです。
網羅性は若干犠牲にしても、覚えやすさとわかりやすさを重視したものにしようと考えています。
パワーポイントファイルにして、スライドをめくりながら学習するという形式になる予定です。
きっと、ぶ厚い本を読むより格段に効率アップなはずです!>_<
まあ…需要があると嬉しいですね。
一人でも使ってみたいという要望があれば動き出そうと思っているので、何かご意見のある方は是非ブログかTwitterでコメントをいただければと思います。
よろしくお願いします。