僕の実践している勉強法を紹介します
どうもこんにちは、タマころです。
受験生にとって、さらにはその先の医学部生にとっても、常に関心事となる
『勉強法』
どんな勉強法が一番良いのか?一番受かりやすいのか?一番効率がいいのか?などなど皆さん悩みが尽きないかと思います。
一番幸せなことは、自分にとって一番合う勉強法を見つけ常にそれを実践でき、それによって良好な結果が得られている状態ですよね。
そういった場合、たとえそれが巷で効率が悪いと言われている勉強法でも、本人が良ければ全然構わないと思います。
つまり、その人にとっての最良の勉強法は、必ずしも効率が良い勉強法とイコールではないわけです。
是非皆さんは、自分に一番しっくりくると感じる勉強法を見つけていただきたいですね。
…さて、僕はというと、とにかく短期集中型です。つまり、効率重視です。
それが本当に良いことなのかを別にして、短期間でいかに目標レベルの水準に達することができるかを念頭においてやっています。
あまり正攻法ではないので、ここでは参考程度になれば良いかなと思い、僕の実践している勉強法の一部をご紹介します。
机に座って勉強しない(暗記系に限る)
これは主に大学での勉強の話ですね。
勉強内容によっては、計算とか文章書くとかが必要な場合は当然紙とペンを使います。
が、そうではないときは基本机に座って勉強しません。
もちろん"立ちながら"というわけではなく、ソファに座ったりベッドで横になりながらとか、自由な姿勢で勉強するという意味ですね。
なので、一般的に想像する勉強スタイル… 筆記用具出して、教科書とノート出して、よしやるか!という勉強は、獣医時代含め大学の勉強では約9年間していません。
もし何かメモしたいことがあったら、それは教科書や講義プリントに直接書き込めば良いのです。
この勉強法の最大のメリットは、勉強開始のハードルが低くなることです。
反対にデメリットとしては、集中力の問題が挙げられると思います。
でも、何かモノを覚えるのにそんなたいそうな集中力いりますか?というのが僕の持論。
まず試験範囲を一通りさらう
勉強し始めで試験範囲の内容がわからない場合、単元全体を一から読み込むことになるわけですが、そのスピードの問題です。
多くの人は、必要以上に時間をかけがちです。
その言い分は大抵「じっくり読まないと理解できないから」というものですが…
では逆に聞きますが、じっくり読んだからといって、そのあと実際に理解できて(覚えて)いますか?
うーん… やっぱり一度ではよく分かってないことが多いかと思います。
正直、早く読んでも理解度はそう変わりませんよ。いずれにしても、よく分からんのです。
理解度を上げるのはあくまで(一人なら)問題演習か(複数人なら)ディスカッションです。
なので、まず教科書を一通り読み込む意義は、"知らなかったことをとりあえず見たことがある"状態にすることです。
これは大きな差です。ゼロがイチになるわけですから。
問題演習によって知識の定着をはかる
前項で話した通り、問題演習で理解度の向上が望めます。
ひいては、知識が定着します。
また、問題が存在するということは、当然誰がその問題を作っているわけです。
問題作成者は、その答えとなる部分が重要だと思っているから出題するんですよね。
と、いうことは、問題を解けば覚えるべきポイントが自ずと分かることになります。
試験範囲を一周勉強したら、二周目に行く前に一度問題演習をしてみるといいかもしれません。
定着しづらい単元は繰り返しインプット
問題演習してても、いつまでたってもよく分からん分野っていうのは必ずあるんですよね。
そういう時は、その分野をとことん勉強します。
その時は、今までとは反対にゆっくりじっくり読むのです。
もし腑に落ちないことがあれば、よく理解している人に質問するのが有効です。
ある程度納得できるようになったら、また問題演習をしてみます。
そうすると、前までと違った景色が見えたりします。
得た知識を誰かに話す(※試験当日を除く)
これは理解力を上げるのに最も効果的な行為です。
でも、注意書きにあるように、試験当日は慎みましょう。
僕は、テスト直前のあの雰囲気が苦手です(-_-;)
…話を戻して、ただ話すだけでは効果が薄くなります。
是非相手に伝わるように話しましょう。
つまり、勉強したことをそのまま喋るんじゃなくて、ある程度自分の頭の中で噛み砕いてから話すと良いです。
例えば、
「レビー小体型認知症は、認知症の原因第2位で、症状としては幻視が特徴的である。進行するとパーキンソン症状が出現する。」
という内容を学習したとしよう。
その際、誰かにこのまんま話してはダメです。きっと相手も何言っているのか分かってくれないはずです。
そうではなく、文脈の前後の知識も補完して、普段の会話と同じトーン、すなわち雑談の中で教えてあげるのです。
こないだ知ったんだけど、レビー小体型認知症ってあるじゃないですか?あれって昔は診断されてなかっただけで実は患者数すごく多くて、今の統計ではアルツハイマーに次いで認知症の原因第2位なんだって。
幻視が見えるのが特徴なんだけど、「座敷わらしがいる」と言ったりかなりリアルな見え方をするらしいよ。座敷わらしという話自体がレビー小体型認知症の人が作ったという説も…
あとレビー小体といえばパーキンソン病があるけど、これはレビー小体ができる場所が違うみたいだよ。パーキンソン病は中脳黒質に病変ができる有名だけど、レビー小体型認知症は後頭葉から始まるんだって。
だから、後頭葉にできたレビー小体が広がって中脳黒質や線条体まで及ぶとパーキンソン症状が出現する、ということのようだよ。
てな感じで話すと、相手も勉強になりますし、自分はもっと勉強になります。
何より、忘れにくくなります。これは、試験範囲が膨大になった際、大きな意義を持ちます。
適度に疑問を持つ
上の話の続きで言えば、「レビー小体ってそもそもなんだろう?」とか疑問を持つといいですね。
その疑問を解決する過程で、さらに理解が深まります。
ただ、気をつけなければいけないのは、疑問を持ちすぎることです。
その姿勢は大変素晴らしいのですが、効率の良さからすると、どうしても取捨選択をする必要があります。
ちょっと疑問に思っても流して受け入れる、というのも時には大切です。
なので、疑問を持たなすぎる方は是非疑問を持って勉強しましょう、持ちすぎる方はちょっとその気持ちを脇に置いて先に進みましょう。
…はい、いかがだったでしょうか?
自分自身の勉強法、今まで深く考えたことありませんでしたが、文章にするに当たって見つめ直すことになりました。
いろいろ書きましたが、本質は"勉強の垣根を下げる"ことにつきます。
勉強は生活の一部です。生きるということは、勉強するということだと思います。
例えば、廃人と言われる競馬場にいるオッチャンも、競走馬に関する知識はすごいですよ。
夢中になったこと、好きなことには、皆勤勉なのです。
もし自身の勉強法がまだはっきりしていかったら、一度真似してやってみてください。
上手くいけば、そこそこ短期間できっと成果が出ると思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。
【医学部編入】『生命科学』という教科について どこまで勉強したら良いのか?
どうもこんにちは、タマころです。
僕がブログをはじめて、2ヶ月以上が経過しました。
もともとは、「医学部の編入試験を受ける人の手助けをしたい!」というモチベーションではじめましたが…
twitterを見ると再受験組のほうが圧倒的に多く、季節的な関係もありこれまで"一般入試"寄りの記事をあげてきました。
結果的には、何人か再受験でご相談してくださる方もいたりしてやって良かったですが、センターも終わったことですし、そろそろ編入にシフトしていきます。
ということで、まずは『生命科学』という、漠然とした名の教科について総論的に説明したいと思います!
きっと皆さんが一番気にしているのは、その試験範囲だと思います。
どこまで勉強したらいいのでしょうか?
…まず結論をいうと、やはり明確な試験範囲はありません。
とはいえ、これは選抜試験なので、しっかりと差が出るように作る必要があります。
なので出題者としては、自分たちが"欲しいと思う"編入生像に合わせて問題を作ることになりますね。
分かりやすいところで言えば、北大は物理ができる人、名大は統計が分かっている人、千葉大は英語ができる人が欲しい・・・ など、例を挙げればたくさんあります。
他にも、フルセット型である大阪大や医科歯科大は、純粋に学力が高い人が欲しいんだろうなというのが伝わってきます。
なので、 志望校の傾向に合わせて、もしくは自分の得意分野から志望校を選定して、受験勉強をしていくことになります。
さて、一応大学の募集要項には、試験範囲のようなものは明記されています。
たいていは、「大学教養レベルの生命科学、および1年次に履修する専門科目」的な書かれ方をしているかと思います。
いや、でもそれって・・・^^;
全然試験範囲になってないですよね^^;
てか編入受験生のバイブルだってか?"Essencial細胞生物学"を通読すればいいって、分厚すぎるっすよ^^;
それに加え、基礎的な生理学や微生物学や免疫学も出すって^^;
むwwwwりwwwww
といった具合でしょうか。
そうなんです、無理です。大学側が求める知識をすべて身に付けるのはほぼ不可能です。
でも逆に言えば、ほぼ不可能だからこそ、 編入試験の問題は全部できなくて良いとも言えます。
上の記事で、僕は受験生の2割が知っていることを知っていれば合格できる、と述べました。
きっと、初めて編入試験の過去問を目にしたとき、「げ!何も分からない!」と感じるだろうと思いますが、案外みんなそうです。
なので、それを全部分かるようにする、というよりは、とにかく2割の人が知っているレベルまで知識量を増やすことが重要です。
そしてそのハードルは、決して無茶苦茶高いわけではありません。
では、どのように対策していきましょう?
まず、最も手っ取り早い方法は、やはり某KALSという予備校に通うことです。
そちらでは膨大な試験範囲である『生命科学』を効率よく学習できるようサービスを提供してくれています。
正確な統計はわかりませんが、合格者の占有率はかなり高い(半分くらい)です。
なので近年では、
KALSで勉強すること=比較的多くの受験生ができる
KALSで勉強しないこと=ほぼみんな出来ない(その専門の受験生だけわかる)
という構図になっているような印象を受けます。
そこで、当ブログでは、その2割スレスレのラインを目指して、今後解説講義をしていきたいと考えています。
KALSより情報量は少ないけれど、分かりやすくかつ最小限の努力で合格ラインに達する。
それがコンセプトになります。
具体的には、以下の順番に進めていく予定です。
①細胞生物学
・細胞の営み
・細胞の周期と増殖
・細胞の死と癌化
・シグナル伝達
②分子生物学
・遺伝子に関わるコトバを整理しよう
・DNAの複製と修復機構
・DNAの組換え
・タンパク質ができるまで
・遺伝子発現の調節機構
④一般生理学
・呼吸
・心臓と血液
・腎臓
・消化器
・内分泌(ホルモン)
⑤神経生理学
・神経の伝導
・筋肉
・自律神経
・感覚
⑥微生物学・免疫学
・細菌と真菌
・ウイルス
・自然免疫と獲得免疫
・細胞性免疫と液性免疫
・T細胞のセレクション
・アレルギー
これを目次として、この部分だけ別記事で常にブログのトップに据えてといて、更新したらそこからリンクで飛べるようにします。
それでは次回、細胞生物学から始めます。(その前に別件の記事を挟むかもしれません)
僕も復習しつつ記事を書くことになるので、これから一緒に勉強頑張りましょう!(^o^)/
明日はセンター試験ですね 〜緊張や不安とどう向き合うか〜
(http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/4010afaaeeb54180f9349c40a132b4c1a583b4ed.20.2.2.2.jpg?thum=53)
どうもこんにちは、タマころです。
僕がこの世で最も忌み嫌うテストといっても過言ではありません。
なんていうか、あの「高得点とって当たり前」という空気が、なんとも…
自分が受験生だったときも嫌だったし、今教える側に立っても嫌な感じがしますね。
そんなセンター試験ですが、当然自分の実力を出し切りたいですよね。
そりゃどの試験も実力出し切りたいものですが、特にこの試験は
・自己採点ができる
・毎年同じくらいの平均点
という事情で、その思いが強く感じてしまうような気がします。
まあ要は、すごい緊張するわけですよ…
「国語大失敗するんじゃないかな」とか、不安になってくるわけなんですよね。
そこで、このあたりの感情とどう上手く向き合っていくか、という話です。
まずはじめに、明言します。
何をしたってどうあがいたって、緊張・不安はなくなりません。
残念ながら。
ちなみに僕は、こういう選抜試験系はすごく緊張するタイプです。
しかも、年々ひどくなっている印象です。
直近の選抜試験というと、医学部編入試験になるわけですが、大学入試のときより緊張しました。
あの、試験問題配って試験開始までの間、5分くらい空白時間があるじゃないですか。
あの間、心臓バクバクでもう吐きそうになります。心の中でカイジの目(><)になってます
でも、「はじめ!」の合図を聞くと、とたんになくなったりするんですよ、心臓のバクバク感や吐き気が。
それで僕は、何とか乗り越えてきました。
…さて、その緊張との向き合い方なんですが、まず根本的な考え方として
人間そんなにヤワじゃない
と主張したいです。
緊張のせいで眠れなかったり、いつもと違うことがおきたりすると、「あーもうだめだー」と思いがちですが…
そんなちょっとしたことでは、勉強の成績はそう変わりません。
一日寝なくても、一日何も食べなてなかったとしても、試験中はアドレナリンが出てるから、案外カバーできるものですよ。
巷でよく言われる話で「よく寝ましょう」とか「チョコ食べましょう」とか言いますが、正直微々たる差だと思っています。
むしろ、その推奨する行為が出来なかったときに、「あー眠れなかったー」とかネガティブになるほうがよっぽどマズイです。
緊張しているときに一番抱いてはいけない感情は、ネガティブな感情てす。
だから、緊張しまくってることも、できるだけネガティブに捉えないようにしましょう。
ただ事実として、「いま俺緊張しまくってるな」と。
楽器の演奏やスポーツのプレーは手先の微妙な調節でアウトカムが変わってしまうので、確かに過度な緊張は大敵ですが、
勉強は手が震えてても、一応文章読めます、まあ計算できます、当然マークはできます。
大して問題ありません。
おそらく皆さんは(当然僕も)、「緊張したから上手くいかなかった」という感覚を、過去の何かしらの体験からお持ちでしょうが、
ひとまず受験にはそう当てはまらないと考えて、「緊張してても意外となんとかなる」という気持ちで挑んでください。
僕は本気でそう思っているので、試験が始まると集中できて、心臓バクバク・吐き気が止まります。
あと、不安感というのは、苦手だったものに対してそれだけ一生懸命になった証拠です。
一生懸命向きあってきて、それでいて出来るかもしれない自分自身に期待しているのです。
なので、不安も大いに抱いて結構です。
この場合も、避けたいのはネガティブになることですね。
不安は不安で置いといて、本番を迎えるときは「もうやれることはやった」と開き直るのが良いでしょう。
開き直ることによって、とりあえず大失敗する可能性は減るはずです。
あとは、得意教科と苦手教科に対する考え方ですね。
まず本当に自信を持っている得意教科は、是非満点狙ってください。
あなたには満点を取る資格があります。ご健闘お祈りしています。
次に、苦手というか、医学部志望だけど理数に自信が持てない方は、無理に高得点目指さなくても良いです。
巷では、「国公立医学部受験生なら数学理科満点は当然っしょ」みたいに言う方がいますが、別にそんなことはありません。
自分の実力で十分取りうる点数を目指してください。
それが80点でも75点でも、まさにそれがあなたの実力なので、周りの言葉に左右されずそこを目指せばよいのです。
理数で満点近く取れない医学部受験生は、決して恥ずかしい存在ではありません。
受験は総合力です。
とにかく、自分の持っている力をそのまま出してください。
…最後に、もし失敗しても、また来年があります。
そして失敗してしまったのは、単に実力不足です。
決して"本番に弱いから"などではありません。
僕は、筆記試験に関しては、本番に弱い人も強い人もいないと信じています。
繰り返しになりますが、緊張や不安は絶対消えないので、受け入れるしかありません。
でも、それがなんだ、という話です。
どうか、ネガティブな思考に陥らないように気をつけて、是非本番に挑んでください。
人間、そんなにヤワではありませんから(^_-)
【大学受験】数学を楽しく学ぶには 〜興味とモチベーション〜
前回の記事で、2点ほど後回しにした議題がありました。
今日は、それらについて考えていきたいと思います。
数学に興味を持つには
数学がそこそこ得意な人でも、数学自体にはさほど興味を持っていないことが多いです。
それでも良い点を取れるのは、その人の努力の賜物です。
数学は積み重ねの教科なので、日々の授業で先生の話をちゃんと聞いて、定期テスト前にちゃんと問題演習して、分からないところは個別で先生に聞きにいく。
そういう習慣を中高続けていれば、受験数学でも解ける力は普通に付いていきます。
では、途中サボっちゃったとか、途中でついていけなくなっちゃったとかいう人は、どう挽回しましょうか?
そこで、もう無理やりにでもまず興味を持ってみようよ、ということです。
これは、僕が家庭教師で基礎がなっていない生徒を受け持った時に、最初に言う言葉です。
数学だけでなく、物理・化学を教える時でも使います。
多くの場合、生徒の反応はあまり良くないことが多いですが、ハマった時はそれなりの効果があるように感じています。
さて、具体的にどう考えたら数学が面白く感じるんでしょうか?
まずは、苦手だという意識をできる限り遠くにやってほしいと思います。
あなたが数学できないのは、単にやってこなかったからです。
なので、"わからない"というのを前提に、数1の最初から学び直せば良いのです。
いきなりチャート式を解くなどをしないで、 読み物系の参考書で、各単元で習得すべき事項をまず整理しましょう。
その際、できれば全範囲の流れも知ると良いと思います。
各科目一言ずつ言うと…
数1は、中学数学と高校数学の橋渡し。
数2は、高校数学のツール集め。
数3は、そのツールを使って応用(微積)する。
というニュアンスでよろしいかと思います。
この流れを意識するのも、意外と有効です。
あと、数ある読み物系の参考書の中でも、できるだけ雑学的なコラム的な記載が多いものを選ぶと良いです。
例えば、本質の研究数学III・C〈行列・曲線〉―Lectures on mathematicsは、内容は難しめなので初学者にはオススメできませんが、非常に勉強になるし読んでて面白いです。
とにかく、数学は難しい!ムリ(>_<) と思わず、一単元一単元「ヘぇ〜、そうなんだー」と感心し、新しい解法を知った時は「すげぇ!頭いいなこいつ(解答)!」と感情を伴って理解すると、より頭に残ります。
それでも、復習しないと忘れちゃいますけどね(^_^;
というわけで、そろそろまとめますと、僕が言いたかったことは…
・せっかくやるなら、まず興味を持とう!
・わからないのは当たり前。一歩ずつ進もう!
・無理やりにでも感情を伴って学習しよう!
てな感じになりますね。
もしよかったら実践してみてください^_^
数学に対するモチベーションを高めるには
例え話ですが、サッカー選手に憧れている少年は、コーンの間をドリブルするなど日々の基礎練を黙々とこなしますよね。
また、ピアニストに憧れる少女は、日々ピアノと向き合うことでしょう。
彼らは、まずその道のプロの凄さを知って、それから好きになって、好きだから続けられるわけですよね。
この点、勉強は難しいです。
プロの数学者のプレーを見る機会なんてまずあないですから、そもそも感化されることがないんですよね。
でも、数学やらなきゃ志望校には合格できない。
なので、もし近くに尊敬する数学講師がいれば、その人の話(授業)をいっぱい聞いてモチベーションを高めましょう。
尊敬する同級生とかでもいいですね。
そういう人がいなかったら、一例ですが一度『月刊 大学への数学』を読んで見ることをオススメします。
内容はサッパリでもいいです、数式ではなく書いてある日本語を読んでください。
本物が発する言葉がそこには載ってますので。
あと、ある問題に対して公募形式で高校生の答案が載ってたりするので、それもすごく刺激になります。
スポーツで例えるならば、全国大会を観ているようなものですね。
そうやって、「自分もこういう風になりたい!」というような憧れのような感情を抱くと、自ずとモチベーションが上がっていくことでしょう。
一つ気をつけないといけないのは、逆にやる気を下げてしまう可能性です。
さすがだなーと思うと同時に、自分と彼らは違うんだ、初めからモノが違う。とつい考えてしまったりします。
それで、どうせ自分には無理だ…と。
まあ確かにそうなんですが、それは部活サッカーやってて全国大会をテレビで観てやる気なくすようなものなので、極力やめましょう。
と、『大学への数学』を読むのはあくまで一例ですが、何かしらの方法で"本物"に触れると良い刺激になることでしょう。
…以上、「数学に興味を持つには」「数学に対するモチベーションを高めるには」について、僕の考えを述べていきました!
正直理想論だし、賛同できないところもあるかもしれないですが、これを読んで少しでも「自分も数学できるかも」と、ポジティブに捉えていただけたら嬉しいです^_^
それでは、受験生の方々、勉強頑張ってください!
【数弱克服】MAX偏差値87が考える数学が苦手な人向けの数学の勉強法③ 〜例示は理解の試金石〜
前回の記事で、数弱克服の課題は…
良問を解ける数学力をつけること
でしたね。
では、具体的にどう勉強したら良いでしょうか?
その道筋を、いくつかのステップに分けて説明していきたいと思います。
ちょっと変わった思考をしますが、最も低いステップから順に上がっていくのではなくて、逆算的に考えて最もゴールに近いところから下がっていくように話を進めていきますね。
つまり、数学レベルとしては
高 ➡︎ … ➡︎ 低
という順番になります。
- ①良問が解けそうで解けないレベル
- ②問題集の例題は大体解けるけど、入試問題になるとなかなかできないレベル
- ③基本問題が解けたり解けなかったりするレベル
- ④高校数学ちょっとイミフなレベル
- ⑤数学なんてシラネというレベル
- ⑥数学?何それおいしいの?というレベル
- まとめ
①良問が解けそうで解けないレベル
この段階の方は、是非諦めないで問題に当たってほしいです。
やはり、"みんなができないような難しい問題を解けた"という経験に勝るものはありませんからね。
きっと、解けるはずの実力はついてるはずなのに、今までの癖で諦めちゃっているんだけなんですよ。
あと一歩なんです!!
ちょっと唸って、ちょっとゆっくり考えて、ときには時間を気にせず一つの問題に立ち向かってみてください。
確かに今解いてる一問はできないかもしれない、でもそれを繰り返していけばいつか解ける瞬間がやってきます。
そうしたら、数弱から完全卒業です。
②問題集の例題は大体解けるけど、入試問題になるとなかなかできないレベル
ここに属する方々は、"数学の面白さがわならない"中で最も高いレベルにいる人たちなのです!
そして他人からは、"なかなか応用ができないね"と言われるタイプですね。
でもおそらくこれ、半分思い込みです。
自分が「どうせできない」と思ってるから、本当にできないんです。
現に、こういう方にヒアリングすると、多くの方は"ある"勘違いをしてます。
それは…
数学ができる人は、こんな難しい問題でもきっとすぐひらめいて、パパッと解けちゃうんだ
という勘違いです。
実は、数学が得意な人でも、難しい問題を解く際は案外、四苦八苦しています。
あーでもない、こーでもない… あ、こうやったら上手くいくんじゃ! …いやーだめだ違う、早とちりだった。ん?まてよ… お、おーなるほどぉ、こうすればできるんだな!
的な、大体こんな感じの思考になっています。
…そう、常に試行錯誤なのです。
問題文眺めているだけでは何も始まらないので、手(ペン)を動かしていろいろ実験しているわけですね。
僕が好きな本の数学ガールというお話の中で、かなりの頻度で次のフレーズが登場します。
例示は理解の試金石
この言葉を胸に刻んで、どうせできないと思って手を止めず、「例えばn=1の時はどうなのだろう?」など例示をして見てください。
きっと、何か発見があるはずです。
③基本問題が解けたり解けなかったりするレベル
残念ながら、このレベルを超えるのが最も長く、最も険しい道になるはずです。
英語でいえば、英単語の暗記みたいなものですかね。
「数学は暗記だ」説が支持されるのも、このレベルを乗り越えるための言論の一つだからでしょう。
…つまり、やはりある程度は、解き方を"覚える"しかありません。
この作業をしている時は、全然数学の面白味がわからないのでしんどいですが、でもやっぱりやるしかないです。
こういう時、『モチベーション』というのが非常に大事ですね。
数学に対してこの『モチベーション』をどうやって高めようか?というのとは、なかなか難題です。
それについて述べると長くなるので、次回別個の記事でお話します。
…話は戻って、どうやって解法を蓄積していくか?ですが、いろいろ方法論があるかと思います。
ここでは一つ紹介しますね。
その方法は…
一問5分以内で考える
です。
ある問題を見て、5分以内に解法が思いつけば実際に解いてみる。途中で詰まったらその時点で解説を読む。もし5分経っても分からなければ、すぐ解説を読みます。
一問あたり考える時間は5分以内!
それでサクサク問題演習を積みます。
ここを乗り越えれば、数学の全体像が掴めて、とても気が楽になると思いますよ。
④高校数学ちょっとイミフなレベル
高校に入って数学落ちこぼれた、とか。
高校数学から急に難しくてついていけなかった、とか。
よくありますよね。
そういう方は、理想を言えばまず優秀な個別講師を付けるべきです。
でも普通、それは難しいので、やはり自力で勉強する必要があります。
そういう時は、まずは数学に興味を持ちましょう。
「いやいや、数学嫌いだから。そんなん無理だし。」
という声が聞こえてきそうです。
…お気持ちはわかります。僕も国語特に現代文が苦手だったので、「本読め!」と言われるの嫌だったですもの。
でもあなたは、医師になりたいとか、諸事情により理系を選択したんですよね?
理系に進んだからには、数学からは逃れられない。
だったら、せっかくなら楽しんでやろうぜ?という提案です。
同じ"やる"なら、興味を持った方が断然ラクだし効率いいです。
しかも、マンガ・ゲームにハマっても親に怒られるだけだったのに、数学にハマれば大人は褒めてくれます。
一石二鳥ですよ。
というわけで、嫌いだけど数学に興味を持つ、というところから始めましょう。
それで、どうしたら興味を持てるか?という事になりますが、これもなかなか単純な話ではないので、こちらも次回に回します。
⑤数学なんてシラネというレベル
ここまでくると、現実はなかなか厳しいです。
けど、これから2年くらいかけて頑張っていこう!という気概があるならば、まずは中学数学からやり直してみましょう。
全範囲丁寧にやり直す必要はないですが…
・四則演算など基本的な計算の速さと精度を高める
・因数分解を完璧にする
・連立方程式、二次方程式をスムーズに解けるようにする
・比例、反比例、二次関数のグラフが書ける
あたりを重点的に復習したら良いかと思います。
この中に図形関係がないのは、中学の図形問題は案外難しく、高校数学とはちょっと毛色が違うからです。
平方根とか確率も数ⅠAとオーバーラップするので、飛ばしてもOKでしょう。
⑥数学?何それおいしいの?というレベル
このレベルではさすがに…
理系をやめるか、数学を使わなくても受験できる大学(帝京医)を受けるしかなさそうですね(^o^;
【数弱克服】MAX偏差値87が考える数学が苦手な人向けの数学の勉強法② 〜良問とは何か〜
どうもこんにちは、タマころです。
前回の記事では、結局数学が得意な人と苦手な人の違いは、質の高い演習量の差だと結論づけました。
これ自体は、至極当たり前なことだと思います。
でもなんでこんなにも遠回りして?と思われるかもしれません。
経験談持ち出してひと記事まるまる使って。
それは、モノを論じるというのはまず明確な「テーマ」があって、そのテーマを解決する術を論理的に掘り下げていくという作業になるので、前回はその導入をしたのです。
つまり、このシリーズのテーマは
どうやったら、数学嫌いな人が良質な演習を多くできるのか?
ということになります!
予め言っておきますが、これから話す事はあくまで方法論の一つなので、それが全てではありません。
…ではまず、「良質な演習」って一体なんでしょうか?
言葉をちょっと言い換えると
良質な演習=良質な問題を解く
ですね。
では、「良質な問題」とは?
これは、諸説あるかもしれませんが、僕は"類題経験が必須でない かつ 膨大な計算量を要求しない適度な難問"だと思っています。
これ即ち、『良問』ですね。
ちょっと"類題経験が必須でない"という表現が誤解を生みそうなので補足。
ここでいう"類題経験が必須"とは、出題率が非常に低いにも関わらず「これ絶対似た問題を一度解いた事ないと思いつかないだろ」というものを指します。
あとポイントは、やはりある程度難しさも必要だということですね。
イージー過ぎる問題は、残念ながら良問とはなかなか呼べません…
何を持って難問と言うかは、これも悩ましいのですが、まあ偏差値60〜65の人の半分が解けるくらいでしょうかね。
もしくは東大数学でいえば予備校評価の"やや易"程度かな。
たまに、チャートの章末問題の出典に「東大」とかあるじゃないですか、まああれは東大の中ではイージーだったりするわけですが、良問と呼ぶにはそれくらいのレベルは必要かなぁと、個人的には思います。
ということで、当記事で暫定的に僕が定めた『良問』がどんなものか、お分かりいただけたかと思います。
これには賛否両論あるかと思いますが、ひとまずこの定義を基に議論を進めますね。
…てなわけで、元も子もないことを言ってしまうと、
良問を解けるようになるレベルに達していれば、あとは量をこなせば数学の成績は勝手に上がっていくわけです。
だから、数弱克服の課題は
「良問を解ける数学力をつける」
ということになりそうです。
もちろん、ここで一つ分かれ道があります。
「そんな難しい問題が出る大学受けないし、数学嫌いだからひたすらチャート解いて解法暗記するわ!」
というルートです。
断固としてこちらのルートで行くと心に決めている方は、この先読んでもあまり参考にならないでしょう。
…では、良問を解ける数学力をどうやってつけていこうか、という辺りの話を次回していきたいと思います!
短めですが今日はこの辺で。
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
ブログをはじめて、2ヶ月弱。
スタイルもだんだん安定してきて、はじめに比べれば読みやすいものになってるかなぁと勝手に思ってます。
記事数も大切ですが、コンテンツにこだわってこれからも頑張っていきたいです。
今年の目標は…
①まずブログを続けること
②Google検索で「医学部 編入 ブログ」と打てば、1ページ目に出てくるようになる
ですかね。
あとプライベートでは、来年度は6年生になるので勉強頑張りたいです笑
今後の予定としては、近いうちに生命科学の講義形式を長期シリーズ化してやっていくつもりです。
タイミングとしては、1月中にはスタートして、次の編入シーズンに十分に間に合うように、G.W.までには終わらせられるように考えています。
まあ、合間にはちょこちょこネタ的な記事も挟んでいきたいですね。
いずれにせよ、あまり考えすぎないよう気楽にやっていきます。
今後とも、タマころのブログをよろしくお願いします^_^