【数弱克服】MAX偏差値87が考える数学が苦手な人向けの数学の勉強法② 〜良問とは何か〜
どうもこんにちは、タマころです。
前回の記事では、結局数学が得意な人と苦手な人の違いは、質の高い演習量の差だと結論づけました。
これ自体は、至極当たり前なことだと思います。
でもなんでこんなにも遠回りして?と思われるかもしれません。
経験談持ち出してひと記事まるまる使って。
それは、モノを論じるというのはまず明確な「テーマ」があって、そのテーマを解決する術を論理的に掘り下げていくという作業になるので、前回はその導入をしたのです。
つまり、このシリーズのテーマは
どうやったら、数学嫌いな人が良質な演習を多くできるのか?
ということになります!
予め言っておきますが、これから話す事はあくまで方法論の一つなので、それが全てではありません。
…ではまず、「良質な演習」って一体なんでしょうか?
言葉をちょっと言い換えると
良質な演習=良質な問題を解く
ですね。
では、「良質な問題」とは?
これは、諸説あるかもしれませんが、僕は"類題経験が必須でない かつ 膨大な計算量を要求しない適度な難問"だと思っています。
これ即ち、『良問』ですね。
ちょっと"類題経験が必須でない"という表現が誤解を生みそうなので補足。
ここでいう"類題経験が必須"とは、出題率が非常に低いにも関わらず「これ絶対似た問題を一度解いた事ないと思いつかないだろ」というものを指します。
あとポイントは、やはりある程度難しさも必要だということですね。
イージー過ぎる問題は、残念ながら良問とはなかなか呼べません…
何を持って難問と言うかは、これも悩ましいのですが、まあ偏差値60〜65の人の半分が解けるくらいでしょうかね。
もしくは東大数学でいえば予備校評価の"やや易"程度かな。
たまに、チャートの章末問題の出典に「東大」とかあるじゃないですか、まああれは東大の中ではイージーだったりするわけですが、良問と呼ぶにはそれくらいのレベルは必要かなぁと、個人的には思います。
ということで、当記事で暫定的に僕が定めた『良問』がどんなものか、お分かりいただけたかと思います。
これには賛否両論あるかと思いますが、ひとまずこの定義を基に議論を進めますね。
…てなわけで、元も子もないことを言ってしまうと、
良問を解けるようになるレベルに達していれば、あとは量をこなせば数学の成績は勝手に上がっていくわけです。
だから、数弱克服の課題は
「良問を解ける数学力をつける」
ということになりそうです。
もちろん、ここで一つ分かれ道があります。
「そんな難しい問題が出る大学受けないし、数学嫌いだからひたすらチャート解いて解法暗記するわ!」
というルートです。
断固としてこちらのルートで行くと心に決めている方は、この先読んでもあまり参考にならないでしょう。
…では、良問を解ける数学力をどうやってつけていこうか、という辺りの話を次回していきたいと思います!
短めですが今日はこの辺で。