再受験・学士編入で医学部を目指そう

20代後半、男。医師・獣医師。 医学部受験情報の発信や編入向けの生命科学の解説をしていきます。2018年3月31日より医学部編入受験生のためのウェブサイトMediTransを立ち上げましたhttps://www.meditrans.solutions

【数弱克服】MAX偏差値87が考える数学が苦手な人向けの数学の勉強法② 〜良問とは何か〜

どうもこんにちは、タマころです。


前回の記事では、結局数学が得意な人と苦手な人の違いは、質の高い演習量の差だと結論づけました。

これ自体は、至極当たり前なことだと思います。


でもなんでこんなにも遠回りして?と思われるかもしれません。
経験談持ち出してひと記事まるまる使って。


それは、モノを論じるというのはまず明確な「テーマ」があって、そのテーマを解決する術を論理的に掘り下げていくという作業になるので、前回はその導入をしたのです。


つまり、このシリーズのテーマは

どうやったら、数学嫌いな人が良質な演習を多くできるのか?

ということになります!


予め言っておきますが、これから話す事はあくまで方法論の一つなので、それが全てではありません。



…ではまず、「良質な演習」って一体なんでしょうか?


言葉をちょっと言い換えると

良質な演習=良質な問題を解く

ですね。


では、「良質な問題」とは?


これは、諸説あるかもしれませんが、僕は"類題経験が必須でない かつ 膨大な計算量を要求しない適度な難問"だと思っています。


これ即ち、『良問』ですね。


ちょっと"類題経験が必須でない"という表現が誤解を生みそうなので補足。

ここでいう"類題経験が必須"とは、出題率が非常に低いにも関わらず「これ絶対似た問題を一度解いた事ないと思いつかないだろ」というものを指します。


あとポイントは、やはりある程度難しさも必要だということですね。


イージー過ぎる問題は、残念ながら良問とはなかなか呼べません…


何を持って難問と言うかは、これも悩ましいのですが、まあ偏差値60〜65の人の半分が解けるくらいでしょうかね。

もしくは東大数学でいえば予備校評価の"やや易"程度かな。


たまに、チャートの章末問題の出典に「東大」とかあるじゃないですか、まああれは東大の中ではイージーだったりするわけですが、良問と呼ぶにはそれくらいのレベルは必要かなぁと、個人的には思います。


ということで、当記事で暫定的に僕が定めた『良問』がどんなものか、お分かりいただけたかと思います。

これには賛否両論あるかと思いますが、ひとまずこの定義を基に議論を進めますね。


…てなわけで、元も子もないことを言ってしまうと、
良問を解けるようになるレベルに達していれば、あとは量をこなせば数学の成績は勝手に上がっていくわけです。


だから、数弱克服の課題は

「良問を解ける数学力をつける」

ということになりそうです。


もちろん、ここで一つ分かれ道があります。

「そんな難しい問題が出る大学受けないし、数学嫌いだからひたすらチャート解いて解法暗記するわ!」

というルートです。


断固としてこちらのルートで行くと心に決めている方は、この先読んでもあまり参考にならないでしょう。



…では、良問を解ける数学力をどうやってつけていこうか、という辺りの話を次回していきたいと思います!


短めですが今日はこの辺で。