【数学 レベル別】医学部受験のための参考書レビュー
参考)物理と化学の参考書レビュー記事↓
tamakoro.hatenablog.jp tamakoro.hatenablog.jp
僕は以前の記事で…
参考書というものについて、
"実際に本屋に出向いて立ち読みして吟味して、それで使う参考書を決めてほしいんですよね"
と述べました。amazonレビューは参考程度に、と。
でもやっぱり、みんなが良いと言っているものは大抵自分にとっても良いのも事実で、他人の受け売りに素直に従うというのもありですね。
というわけで、数学のおススメ参考書をご紹介していきます!偏差値ランクで区切って話を進めます。
目次
偏差値40〜50の人向け
このレベルの人は、要は数学が苦手なわけなんですよね。
だいたいよく言われる話として、「白or黄チャートでも2周くらいしてー」というのが定番ですが、チャート式って続けられます?
数学が嫌いじゃなかった僕ですら続かなかったんだから、苦手な人には相当苦痛でしょう!
てか、僕はいずれのレベルであっても基本チャート式反対派です。あんなの日本だから流行るんだと思うよ。
いやまぁ家庭教師等の教材としては使いますが、独学でやっている人にはあまりおススメできません。
じゃあ、どんな参考書を使えば良いかなんですが、例えばマセマ社の「初めから始める数学」シリーズとかですかね。
とはいえ…参考書うんぬんよりは、苦手意識をどう改善するかという方がよっぽど重要かもしれません。
偏差値50〜60の人向け
この偏差値帯にはいろんなパターンの人がいると思います。
ただ勉強不足の人、苦手なんだけど頑張ってここまで上げた人、一部の分野が不得意で模試を受けるとこのくらいの偏差値になっちゃう人。
それぞれでやるべきことは変わってくると思います。
あとは、例えば根本の計算があんまりできてない方とかもいますよね。そういう方には、「合格る計算」シリーズなんてどうでしょう。
合格るで"うかる"と読ませるあたり、タイトルからして工夫しとるなって感じますね。
一言でいえばこの本は、「数学ができる人は普通に(自然に)こんな計算法で解いてるんだよ。」ということを手取り足取り教えてくれます。
次に網羅系の問題集ですと、だいたい数学って使用者のレベルに対して難しすぎる問題集使っている場合がほとんどなんで、あくまで易しめのものが良いと思います。
例えば、「基礎問題精講」とか。一つ上に標準問題精講ってのがありますけど、この偏差値帯の人なら「基礎~」の方で十分なんじゃないかと思います。
ただこの「ホニャララ問題精講」シリーズって一つ難点があって、他の物理とか化学とかのやつとパッと見おんなじ表紙で、遠目で見て違いが分からないところがちょっとね。
偏差値60〜70の人向け
まだ少し物足りないけど、数学分かってきたかな?っていうランクですかね。
そう、数学が分かってきているこの偏差値帯のキミは、是非良問をガンガン解いてください。
良問…と聞いて思いつくのは、タイトルにそう書いてある良問プラチカなんてありますね。
まあ、この本は悪くはないんですが、ちょっとチャート式臭がしますよね。ちなみに、僕は当時挫折しました。
最近の流行でいくと、もう「一対一の対応」シリーズの一人勝ちでしょう。
僕の大好きな東京出版が出している、選りすぐりの良問を集めた難しめの参考書。
国公立医学部を目指す生徒には、必ずやらせてます。正直、これ以外の選択肢がほぼない。
偏差値70〜の人向け
ここまで来た人は、もう好きにやっちゃってください。
このレベルの参考書も河合塾の「やさしい理系数学」とかいろいろありますが、まあ基本的には志望校の過去問を解き始めるで良いかと思います。
もっと高みを目指したければ、そんな時は月刊「大学への数学」に手を出したらよろしいかと思います。
僕の現役時代のバイブルです。毎月毎月、一番後ろのページにある学力コンテストの問題を解いて、出版社に送ってました。
いい思い出です。これは本当に数学力が付くので、他教科との兼ね合いでまあまあ余裕のある人は、チャレンジしてみては?
さて、数学ランク別参考書レビュー、以上になります!
いかがだったでしょうか。少しは参考になりましたか?
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