【物理 レベル別】医学部受験のための参考書紹介
どうもこんにちは、タマころです。
今日は物理の参考書レビューです。数学のときと同様レベル別に分けてご紹介していきます。
目次
偏差値40〜50の人向け
物理という教科の性質上、ただ公式を覚えてそれを当てはめるという勉強をしても、成績はなかなか伸びません。
何よりも大事なのは、対象となる物理現象の大筋を理解した上で、それを数式で表した場合どうなるか、ということを分かっているかですね。
もし演習もある程度しているのに、このクラスから抜け出せないんだったら、是非とも読み物系の参考書を読まれることをおススメします。
例えばこれ…
「宇宙一わかりやすい」とか若干バカっぽい(失礼…)タイトルなんですが、案外悪くないですよ。
本の趣旨はハッキリしてますし、分厚くはありますが絵も多くて、確かにわかりやすいです。
これを何度も読んで、それなりに理解できるようになってきたら、問題に取り組んだら良いかと思います。
問題演習は、学校で配られたやつの基本例題あたりを解きましょう。
偏差値50〜60の人向け
このあたりでウロウロしている人は、殻を破るためにも一度物理をどれだけ理解しているのかを見直す必要があるかと思います。
高校物理の範囲を、いま一度体系立てて学ぶ機会を作ってください。
そういう方には、最高にありきたりで申し訳ないですが、やはり「物理エッセンス」シリーズがぴったりです。
全くひねりがないですが、結局王道を行くのが一番の近道だったりします。
そして問題集はというと、まあ学校の問題集で十分なのですが、もっと絞ったものがやりやすいという方もいるでしょう。
そういう方には「物理基礎問題精講」がおススメです。
問題収録数が105問とそんなに多くないので、例えば1日3問ずつこなせば35日で一周できる計算になります。
このレベルの問題を一通りこなせるようになれば、次のステップに進めることでしょう。
偏差値60〜70の人向け
このクラスであれば、基本的には物理は得意なはずなので、あとはしっかりと経験を積むことが大事になります。
また、経験の積み方も大事で、高いレベルの良問に触れると当然効率が良いです。
王道をいけば「物理重要問題集」、これをやるのがいいでしょう。
網羅型で無味乾燥な参考書なので少々退屈なのですが、まあ修行だと思ってちょっと頑張ってみると、成績が伸びていくのが実感できるはずです。
あとは、「物理エッセンス」の流れを汲むなら「名問の森」を使うのもありです。
こちらの方が一問一問が重たく、より選りすぐりの良問が集まっています。
しかし、収録されている問題数が少ないので網羅性は薄くなりますね。
偏差値70〜の人向け
ここまで来た人は、数学と同様基本的には過去問を解けばいいと思います。
ただ、物理が難しい大学を受ける場合、模試で点が取れても過去問が全然解けないってこともありますよね。
そういう時は、やはりワンランク上の問題集に手をつける必要があると思います。
とはいえ、"難系"と略される「難問題の系統とその解き方」や駿台の「物理入門問題演習」、河合塾の「理論物理への道標」は、大学受験にはオーバーワークな気もするので、自分のレベルや志望校に応じて慎重に選びましょう。
上記3タイトルを除いて考えると、例えば「漆原晃の物理 解法研究」なんかも良いと思います。
ちょっとゆとり臭の感じる、大きすぎる文字には若干の抵抗がありますが、収録されている問題のレベルは申し分ないです。
最後にもう少しレベルアップしたいけど、あまり問題を多く解く時間がないなんて人にはうってつけだと思います。
…さて、いかがだったでしょうか?
ほとんどがよくある意外性のないものだったかもしれませんが、それだけ物理の勉強には邪道がないといえるかもしれませんね。
それでは、今日はこの辺で!
数学の参考書レビューもしてるので、もしよかったら見てください。
tamakoro.hatenablog.jp