再受験・学士編入で医学部を目指そう

20代後半、男。医師・獣医師。 医学部受験情報の発信や編入向けの生命科学の解説をしていきます。2018年3月31日より医学部編入受験生のためのウェブサイトMediTransを立ち上げましたhttps://www.meditrans.solutions

物理選択、生物選択? 公式物理、微積物理?


物理の参考書レビューする前に、ちょっと表題の件について考えてみたいと思います。



医学部受験といえば、歴史的に物理選択がセオリーですよね。

しかし、塾や予備校の情報によると、近年生物選択が増えているようです。


具体的な数字はわかりませんが、駿台で働いている友人も言っていたので間違いないでしょう。


なぜこのような現象が起きてるのでしょうかね?

僕にも真相はわかりませんので想像になってしまいますが、一番大きな要因は受験者数が増加したことではないかと思います。

医学部受験がどんどん人気になって、文系脳で目指す人が増えたんじゃないですかね。

違うかもしれませんが。



さて、再受験生の場合、理系出身は基本的には自身の現役時代に選択してた方でよろしいかと思います。

唯一、物理があまり得意じゃないのに当時流されて選択して、その後生物系の学部に進んだパターンであれば、生物への変更をオススメします。


まあ僕の印象では、医学部受験生で物理選択はまだまだ多すぎます。


近年、生物の入試問題は良問が多い印象なので、きちんと勉強すればいい点数が取れるようになると思いますよ。


そして、文系出身であれば絶対生物ですよね。



…話しは変わって次に、物理選択をした場合のその先の話をいたします。


物理の入試問題を解く上で「公式物理か、微積物理か?」という議論が難関大受験生を中心に巻き起こりますが、どう思いますか?

僕は、基本的には公式物理で十分だろうと感じています。


将来エンジニアとかになる気であれば、微積をガンガン使って入試問題を解いていいですが、将来医師になるような人が… どうなんですかね?

物理マニアの方なら是非どうぞ、ですが、普通くらいの興味であれば素直に公式物理でよろしいかと思います。

東大や京大医学部までいくと悩ましいですが、その他の大学であれば微積はまあ不要ですね。



…ということで、物理の参考書レビューは基本公式物理用の本になります。


今回は軽めですが、この辺で。